徳佐農家の有志でつくる企業組合アグリアートジャパンは、2022年12月に惜しまれながら閉店した、阿東地域唯一のレストラン「蘭土」を、山口市農山村地域活性化ビジネス支援事業の補助を受けて「LANDMARK．」として事業継承し、2023年４月25日にリニューアルオープンしました。
私たちは2015年５月に上記企業組合を発足し、徳佐の美味しい米の消費拡大や空き家の活用、移住促進に取り組んできました。山口県立大学が開発したおしゃれな農作業着「mompekko」をはいて、毎年田植えや稲刈りフェスティバルを開催。特別栽培のコシヒカリ「田楽米」の販売や、お米をつかったスイーツ「モチペッコ」（山口県６次産業認定商品）を開発、さらに長期熟成型のヴィンテージ日本酒「夢雀」の原料米となる「イセヒカリ」の栽培などを手がけております。このたび様々な視点からの「サステナブル」をコンセプトに、「蘭土」の事業継承やお店づくりに取り組みました。
スタッフは、「蘭土」からのシェフをはじめ、既存のメンバーがまた集まってくれました。「LANDMARK.」は、レストラン、カフェ、マルシェ、カルチャーなど多目的に楽しめる複合施設になります。
宴会場だった和室は、お仕事ができるコワーキングスペースになりました。テラスができたので十種ヶ峰を見ながらお茶をしたり、世界で活躍するデザイナー・大田舞さんの素敵なデザインが店内を彩ったり、くつろげるソファ席もできました。阿東和牛だけでなく、萩の見蘭牛や美祢の梶岡牛などスペシャルな山口県の食材も加わりました。また、アグリアートの農家のメンバーが、徳佐に咲く草花を店内に飾っておりますので、地域の自然もお楽しみください♡
レストランメニューの充実はもちろん、カルチャー教室、文化芸術の発信、マルシェコーナーの充実、移住促進、そして徳佐の地域資源を活用した商品開発などにも力をいれています。
メタバース・エキジビジョン
やまぐちDX推進拠点「Y-BASE」の協力で、改装前の「蘭土」の店内の写真や動画、アグリアートジャパンの田植えや稲刈りフェスティバル等の活動写真を、「メタバース」（仮想空間）の中に展示しておりますので、ぜひ、下記のQRコードをよみとって中に入ってみてください♪
これから、「LANDMARK.」に様々な人が集い、「食」を通した交流など、地域活性化の拠点になる未来を想像するとわくわくします。このたび、多くの方々の協力があり、事業継承してお店をオープンすることができました。この場をお借りして、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。阿東徳佐で長年愛されてきた「蘭土」の第2章がスタート！
「LANDMARK.」が本当の意味で、徳佐の「ランドマーク」となるよう、企業組合アグリアートジャパンの農家と有志で協力していきますので、何卒ご指導ご支援の程、よろしくお願い申し上げます。
